3月22日 冒瀆のキメラ(著・平野俊彦)を発売しました。
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書籍内容
病院薬剤師の新垣は、東世田谷署の谷警部からある猟奇的殺人事件の現場にあった血痕のDNA鑑定を依頼される。ところが、検体を解析した新垣は、驚愕の事実に突き当たる。事件現場の血痕のDNAが自身のDNAと一致したのだ。「犯人はこの俺か……!?」だが新垣には全く身に覚えがない。
この事件は、世間では「ハリネズミ殺人事件」と呼ばれていた。OLがアパートの自室で絞殺され、全裸の死体の腰背部に長さ三十センチのチキン針が二十四本刺さっていたのだ。しかも犯人の唯一の逃走経路であるアパートの庭は、前日雨が降って軟らかくなっていたのに犯人の足跡がない。死体をハリネズミ状態にした意図は? 密室状態の現場から犯人はどこへ消えたのか? 事件に巻き込まれた新垣は、苦悩を抱えながらこれらの謎に挑む。
著者プロフィール
平野 俊彦 (ひらの・としひこ)
一九五六年生まれ、足利市出身。東京薬科大学名誉教授。薬学博士。
専門は臨床薬理学、移植免疫抑制薬の薬力学。
「報復の密室」(講談社)で島田荘司選第十三回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞し、文壇デビュー。他に、「幸福の密室」(講談社)、「安楽死幇助師キリコの暗雲」(文芸社)等の著作を発表。