自殺したとて

「自殺したとて」(著・キモウー )を発売!

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書籍概要

 

私は、自殺すれば救われるはずだった。
厭世観に取り憑かれた脳と、憂いに満ちた心と共に、死の救いを享受する、はずだった。
あとは飛び込むだけだった。
なのに、どうやら私は、このまま自殺しても同じ苦痛をなぞるだけみたいだ。
私は、生きる者。

 

 

 著者プロフィール

 

何も成していない、何の実績も持たない人間。
創始も快挙もない。極めてよくいる悩み人。
あるものと言えば、空虚なプロフィールと死に生きの種と実。
あとは、左手首に手術痕、銀歯二個、花粉症。
生きる気概も、死ぬ気概も持たず、人生を迷うのみ。
希死念慮だけが生きがい。

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