夢の島学園―とある孤島の痛快学園物語―

 

薄羽史郎(著)

2018年2月21日 発売
ISBNコード 978-4909570031
B6判並製・112ページ

価格:972円

 

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高校が義務教育となった2022年。全国各地の高校で退学になったり、中学校時代の悪行で受け入れる高校がない生徒を集めた高校が南海の孤島にできた。「夢の島学園」である。主人公の山科四郎は、初めての新卒の教員だった。しかし、彼は大東流柔術の達人で生徒のボス達を手なずけてしまう。夢の島学園で友人となった機動隊出身の山口と一緒に生徒を規則で縛ろうとする管理職と対立する、女生徒との淡い恋愛もあり、全体がギャグ的文章で綴られた、愉快な作品です。

著者プロフィール

静岡県出身。静岡大学理学部生物学科、修士課程修了。高校教師歴26年。いわゆる困難校に勤めていた頃、生徒を「規則規則」で縛り付ける教育に愛想をつかす。1人で生徒に合気道を教えていると、いわゆるワルたちから慕われ、一緒に埼玉から沼津まで釣りに行くなどして楽しむようになった。職員会議では生徒たちを縛り付けないよう何度も発言を繰り返すうちに、かえって私が教員たちから無視されるようになり、5年間辛抱したが、教員がダメだと感じ教員を退職。そんな実体験を元に、処女作「夢の島学園―とある孤島の痛快学園物語―」を出版。