「ウクライナ侵攻 『地政学×地経学』の衝撃 ~領土、エネルギー、脱炭素、3つの戦い~」(著・加藤学)を発売!
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書籍概要
8年間モスクワ駐在した筆者がウクライナ侵攻の衝撃を「地政学」と「地経学」の二つの観点から詳述した必読書‼
本書の内容
ウクライナ侵攻したロシアは世界最大のエネルギー供給国。これに伴い領土を巡る地政学的危機はエネルギーと脱炭素を巡る地経学的攻防に発展。『地政学×地経学』の衝撃は我国の日常生活やビジネスに直接影響を及ぼし続けている。LNG争奪戦と石油を巡る攻防戦、石炭回帰と原発抗争といった「不都合な現実」を冷静に分析し、モスクワに延べ8年駐在した筆者が、領土、エネルギー、脱炭素の3つの視座から侵攻の衝撃と今後の展望を解説。
ウクライナ侵攻を巡り、1.ウクライナの歴史・沿革、2.軍事・安保上の分析、3.侵攻の背景と今後の展望、4.エネルギーや経済的な影響を扱った書籍は多数あり。本書は、上述の1~4の要素の連関から、「領土を巡る地政学上の事象」と「エネルギー・脱炭素の地経学上の攻防」が掛け合わさり、大きな衝撃となっていることを読み解くもの。ロシア市民社会の様相を、侵攻後もロシア人と接触する機会を持つ筆者が考察し、「侵攻後プーチンのロシア」の今後を予測。ロシアはガスと石油の分野では引き続きキャスティングボードというべき隠然たる影響力を保有。脱ロシアが脱炭素を加速するという見解は短絡的。石炭回帰や原発でのロシア依存を再認識させることとなり、脱ロシアと脱炭素が中国へのレアアース依存を強める構造を生み出している。これらの「不都合な現実」を本書ではあぶりだす。
著者 加藤学 (かとう・まなぶ) プロフィール
1973年生まれ。1996年4月日本輸出入銀行(現、国際協力銀行(JBIC))入行。2001年9月~2005年5月、2013年6月~2017年10月、国際協力銀行(JBIC)モスクワ駐在員事務所勤務。2017年11月~2021年6月、同行石油・天然ガス部第3ユニット長としてロシアCIS、アフリカ諸国の資源開発、輸出案件等に従事。2021年7月~2022年6月、地経学リスク対応担当特命審議役、2022年7月からエネルギー・ソリューション部長。慶応大学法学部卒業。ロンドン大学(SOAS)修士。著書に『ビジネスマン・プーチン』(東洋書店新社)、『皇帝兼CEOプーチンのゆくえ』(日本橋出版)がある。