統合失調症からの生還

 

織田耕太郎(著)

2017年7月16日 発売
ISBNコード 978-4909570246
B6判並製・188ページ

価格:1,300円(税抜)

 

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芥川龍之介、宮沢賢治、ゴッホ、ムンク……。
これらの人も実は統合失調症だったと言われている。現代でも草間彌生など芸術家には意外と多い。それだけ心が繊細な人がなってしまうのだろう。
本書は三十代で統合失調症と診断された元マスコミ人の体験記。統合失調症当事者の手記は非常に少なく、貴重な資料となる。
突然の幻聴や被害妄想に悩まされる日々や、初めて訪れる精神病院、治らない病気と知った時の絶望感。他にも面接に何度も落ちながらもやっと就職した話や、文章や写真を表現することで症状が改善していったことなど、現在は寛解状態にある著者が精神障害者へメッセージを送る。病気や障害者制度の解説付き。

著者プロフィール

織田耕太郎(おだこうたろう)1973年生まれ。日本大学商学部商業学科中退。日本ジャーナリスト専門学校ルポライター専攻科卒業。
都内の専門紙、出版社の記者を経て帰郷。地元で地方新聞の記者などを経験した後、ストレスなどにより精神病を発病。障害者施設でリハビリの後、就職し、現在も就労中。休日には文章を書いて投稿したり、写真を撮ってコンテストに応募したりしている。本書が初の商業出版。