リヤカーマンからの〝贈る言葉〟、10代の君へ ―冒険家永瀬忠志・世界1周を歩いて―

 

大山勝男、 永瀬忠志(著)

2019年11月12日 発売
ISBNコード 978-4909570918
四六判並製・182ページ

価格:1,360円(税抜)

 

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自分にできることを少しずつ積み重ねていく。

リヤカーを引っ張って、地球一周分以上を歩いて踏破(とうは)した冒険家・永瀬忠志(ながせ・ただし)さん(63)=大阪市東住吉区湯里=。その旅のスタイルから〝リヤカーマン〟と呼ばれ、「自分にできることを少しずつ積み重ねていく」という永瀬流でこれまでに歩いた総距離は4万9千キロを超える。2005(平成17)年には第10回植村直己冒険賞を受賞した。ふだんの永瀬さんは府立成城高校(城東区)で技術講師を務める教員だが、中高年になった今も冒険への情熱は変わらない。
永瀬さんは「一つのことをやりとげたら、次の新しい目標が見えてきます。やらなければ次の目標を見えてきません。まず、行動に移してやってみることが大切だと思います」
「自分の中にある弱い心に負けなかった自分がうれしい。それが達成感ではないでしょうか」と若い人たちに呼び掛ける。
「1万キロは歩けそうにないけど、40キロなら歩けそうな気がする。40キロは歩けそうにないけど、1キロなら歩けそうな気がする。そう思いながら歩いてきました。自分にできそうなことを、小さいことでも少しずつやっていけば、できないと思っていたことでも、いつか、できるかもしれない。そう思います」

著者プロフィール

1953年12月、神戸市生まれ。ノンフィクションライター。

著書に「あるシマンチュウの肖像」(みずのわ出版、NHKラジオ「こころの時代」出演放送)。週刊金曜日の誌上で「泉芳朗の闘い~奄美復帰運動の父~」(第12回週刊金曜日ルポルタージュ大賞佳作)を発表。「反骨の棋譜 坂田三吉伝」(現代書館)、「『大大阪』時代を築いた男 評伝・関一(第7代目大阪市長)」(公人の友社 毎日放送「ラジオドラマ化」)、「伝説のコレクター 池長孟の蒐集家魂 ―身上潰して社会に還元―」(アテネ出版社)、「あんたさん、どなたですか?―世界初のアルツハイマー治療薬の開発に成功した杉本八郎物語― 」(アメージング出版)、「釜の赤ひげ先生―本田良寛伝―」(アメージング出版)、「奄美戦後秘史 ~シマンチュウ魂の物語~」(ゴマブックス)、「〝義侠の相場師〟岩本栄之助伝~〝百寿〟を迎えた『大阪市中央公会堂』」(ゴマブックス 毎日放送「ラジオドラマ化」)、「検証〝ナニワの事件簿〟『阪大・市大医学部入試問題密売事件』」(アメージング出版)、「無癩(らい)運動―大阪にあったハンセン病療養所 外島(そとじま)保養院―」(アメージング出版)など。