歴史の終焉

 

橋本幸夫(著)

2019年4月22日 発売
ISBNコード 978-4909570598
四六判並製・228ページ

価格:1540円(税抜)

 

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・この世界が、せめて苦しむに値するものであってほしい。苦悩と悲しみのどん底で望むことは、ただそれだけだ。わたしの頭蓋骨は苦痛で歪んでいる。(文明人の肖像)
・諸科学が論証するはるか以前に、われわれ一人ひとりの存在が、人類の終焉と破滅を日々論証しているのだ。(同)
・たとえ放射能が混入した泥水をすすってでも生きなければならないのだ、少なくとも生きようとする意志がある間は・・・。(歴史の終焉)

極寒の極圏から赤道下の熱帯圏にまでその生息域を広げ、日々この地球を蚕食し繁栄する脊椎動物、かれら醜い猿の末裔たちの生態と奇行を暴きだし、その歪んだ社会・文明像にあらんかぎりの悪罵と呪いを投げかけるアイロニー論。

著者プロフィール

1959年、福島県に生まれる。福島大学教育学部卒業。

福島県公立学校教員として県内小学校の教諭・教頭・校長を経て、2019年定年退職。

この間に、福島県文化センター遺跡調査課文化財副主査・同文化財主査、小野町文化財保護審議委員・同社会教育委員などを務める。

現在、小野町教育委員会学校教育指導主事(嘱託)。

著者「黙示録賛歌1981-83」(堺屋図書)、編著「小野町史料集成Ⅰ『飯豊村郷土史』」(小野町教委会)「同Ⅱ『小野新町郷土史』」(同)等、論文「ロクロ成形による坏形土器群の幾何学的記述及び比率器形分析の試み」(福島考古)「建築企画から見る縄文期の竪穴住居跡~縄文時代中期後葉から未葉の複式炉を伴う竪穴住居跡を中心として~」(同)など。