宝ひかり(著) / あゆ子(イラスト)
2017年12月24日 発売
ISBNコード 978-4990954864
四六判並製・316ページ
価格:1,940円
──俺にとっての人生なんて、所詮ちっぽけだ。オタクで冴えない高校一年生、溝田圭吾《みぞたけいご》は、毎日を投げやりに過ごしていた。そんな時、ひょんなことから出会ったのは、最新の恋愛シュミレーションゲーム『HEART』。『HEART』では、ゲーム内の人物が自分の意思を持って行動するため、プレイヤーは登場人物と話をすることはもちろん、実際に相手に触れることも可能だ。幸か不幸か、圭吾はゲーム内で出会った佐藤可純《さとうかすみ》に恋をする。でも、彼女には紛れもなく“心”があったから、簡単には結ばれない。可純はクラスの人気者、島津佑馬《しまづゆうま》に恋をしていた。ゲーム内のキャラクターのはずなのに、確かに彼らは心をもって存 在していた。──この世界は残酷で、儚く、美しい。誰が何のためにこのゲームを作り、圭吾は『HEART』を通してどのような未来を切り開き、そして成長してゆくのだろうか……。
著者プロフィール
幼少期から物語を想像することが好きで、高校に入学後、趣味として恋愛小説を書き始める。大学の在学中、就職後も執筆を続けており、いるかネットブックス様より「星の彼方へ~アンドロイド・ラブ」で電子書籍化デビュー。現在、「レモンの木の下で」も電子書籍化されており、発売中。そして今回、アメージング出版社様より書籍化させて頂く作品、「俺は世界に切り取られた女の子に恋をした」は特に思い入れのある作品になっております。