ぼくたちの1972年 ―沖縄の少年と家族の日本復帰―

 

山原昭(著)

2020年10月25日 発売
ISBNコード 978-4910180298
四六判並製・188ページ

価格:1300円(税抜)

 

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沖縄の人は、ほんとうはどう思っているのか?
多くの人が密かにそう思っていると思います。
青い海、青い空、豊かな自然、そして人情味あふれてフレンドリーな沖縄の人たちと豊かな文化。多くの人が「沖縄病」になり毎年沖縄を訪れます。
その一方で、米軍基地問題、辺野古移設問題で拳を振り上げる沖縄。「沖縄の人の前で基地や戦争の話をしてはいけない」とタブーになっています。
今から約50年前に、沖縄は米軍統治から日本に復帰しました。1972年のことです。沖縄がかつて米軍統治下のあったことは多くの人が知っていますが、それらは「沖縄の苦難の歴史」として書籍やテレビのドキュメンタリーで見るだけです。戦後の沖縄の歴史は、多くの人にとって「苦難の中で闘っている沖縄の人」の姿ではないでしょうか。
本書は、普通の沖縄の少年が小学校6年生の時に経験したことを、少年の視点、そして家族の歴史の断面として描いています。すべて少年が本当に体験し考えたことです。
この本を通して、普通の沖縄の人が何を考えて「日本復帰」を迎えたのか、そしてその後どのような生活を送ったのかを感じて、等身大の沖縄を知ってほしいと思います。

著者プロフィール

1960年(昭和35年)沖縄那覇市生まれ、浦添市育ち。

県立那覇高校、琉球大学卒業後、関西の大学院へ進学

社会教育・地域活性化関連の一般社団法人代表