岡本弘(著)
2017年11月01日 発売
ISBNコード 978-4990954819
B6判並製・154ページ
価格:1,512円
大学受験を意識し始めたのは高校1年生の時だった。
最初はなんとなく明治大学や青山学院大学あたりに行ければいいと思っていたが、
アイドルのオタク活動にふけっていて、なんの取り柄もなかった僕は将来に対する危機感を感じた。
通っていた塾の先生からのアドバイスもあって一念発起して早稲田大学を目指すことを決意し、
受験勉強を開始。
まず初めに力試しにセンター試験の英語を解いてみたら結果は200点中なんと40点。
実力のなさを痛感し、1日20分、英単語を勉強することから始める。
徐々に勉強量を増やしていき、1年後には模試で英語の偏差値が70に到達。
しかし、学校の勉強をほったらかしにしていたために苦手な理科は赤点まみれで進級の危機に直面。
受験勉強を犠牲にしてなんとか挽回し、無事進級。
この時、受験勉強ができなかったことが響いて70あった英語の偏差値は50台に低下。
必死に勉強して60台後半まで偏差値を戻すが、高3夏の早大入試プレでE判定
(合格可能性20%)を突きつけられる。
9月以降には英語の成績が伸び悩んでスランプに陥るが、夏の早大入試プレでE判定を
突きつけられた悔しさをバネにして11月の早大入試プレではC判定(合格可能性50%)
という結果を叩き出す。そのほかの模試でも英語は過去最高の偏差値75.0を記録し、
第1志望の早稲田大学国際教養学部はB判定。早稲田大学教育学部に至ってはA判定が
出るという驚きの結果に。苦手な国語でもマーク模試で古文は満点を記録して克服の兆しが見えた。
この時の勢いそのままに入試本番に突入。センター試験から始まり、安全校の受験までは大きな
失敗もなく順調に進んで行った。本命の早慶もこのまま順調にいくかに思われたが、
そう簡単にはいかなかった。第1志望の国際教養学部の試験では得意だったはずの
英語が時間内に解き終わらないという事態が発生。100%落ちたと思い、
今までに味わったことのない絶望の淵に叩き落される。悪夢のような出来事はまだ続き、
2日後の慶應義塾大学文学部の試験では日本史の論述が全く解けず、普段なら絶対に
間違えないような簡単な問題も落としてしまう。その5日後には立教大学に落ちたことが判明し、
早慶はもう無理だと諦めかける。果たして結果はどうなるのか…。