青葉秀樹(著)
2018年4月9日 発売
ISBNコード 978-4909570086
四六判並製・194ページ
価格:1,555円
腰痛になったとき順調に回復していく人と、症状が長期化したり再発を繰り返す人がいるのはなぜでしょう。病名、症状、年齢、治療法が同じようであっても、その回復の程度は人によって大きく違う場合があります。多くの人には、痛みが生じたとき、必ず体のどこかに不具合があるという先入観があるものです。しかしながら、腰痛になって病院でレントゲンやMRIの検査を受けてみても、特に異常が見つからないことが非常に多く、それなのに痛みだけがずっと続くことがあります。実は、痛みの感覚、楽しい、悲しいといった感情、やろうという意欲、それに伴う行動までもが、日頃の行動や心の持ちようによって変化します。人は、痛みを「脳」で感じているのですが、その感じ方はその時の心の状態によっても変わります。たとえば、軽度の椎間板ヘルニアや骨の変形は痛みとあまり関連がないのですが、このような診断をされると人の感情は揺さぶられ、不快な心の状態になってしまうものです。すると、脳の働きに異常をきたし、痛みをはじめとする様々な不調が生じるきっかけになります。本書では、正しい情報を脳に教え、前向きに行動することによってネガティブな先入観をなくし、脳の働きを正常化させ腰痛を楽にしていくためのコツをご紹介しています。
著者プロフィール
柔道整復師。あおふじ整骨院院長。1974年山形県生まれ。札幌大学経営学部経営学科卒業。さいたま柔整専門学校を卒業後、さいたま与野整形外科医院勤務。県内の整骨院院長を経て2015年、埼玉県鶴ヶ島市に「あおふじ整骨院」を開院。脳、神経の働きに注目し、痛みや不調を繰り返さない、激しい運動でも痛まない健康な身体づくりをサポート。また、身体的な問題にも感情が関係していることが多いことから、心と体の両面に目を向けた施術を行なっている。大学に在籍中SAJスキー準指導員の資格を取得。運動の指導経験、自身のスポーツによる怪我を克服した経験から、スポーツ障害に対する処置も得意としている。