「東大医学部卒の医師による特別講義 ≪大学入試≫数学の「脳科学的」に正しい勉強法」福井一成(著) を発売!
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書籍概要
数学は「考える科目」ではなく「暗記科目」だということを、多くの医学論文を引用して解説しました(カッコ内は論文の著者と発表年)。また、「青チャート」など有名参考書の「脳科学的に正しい使い方」も、詳しく説明しています。
数学の問題は「考えて解くべきだ」と主張する受験生は少なくありません。しかし、機能的MRIを使って、考えている人の脳を調べたところ、海馬の活動が確認されました(Qin、2014年)。海馬には「過去に解いた問題の解法」が記憶されていますが、海馬が活動していることを、本人は自覚していません。つまり、過去の知識を使って解いたのに、本人は考えて解いたと誤解しているのです。
知能指数(IQ)が高くて数学の成績が良い生徒は、海馬が大きいことがMRI検査で確認されました(Amat、2008年)。海馬は、暗記すれば暗記するほど、細胞が増えて体積が大きくなるので(Maguire、2000年)、多くの解法を暗記した生徒ほど海馬が大きくなり、さらに解法を暗記しやすくなります。一方、思考力を司る前頭葉(大脳の一番前の部分)で数学の問題を解いても、前頭葉の細胞は決して増えません。
「青チャート」を暗記する時は、「パターン・コンプリーション」を意識しましょう。たとえば、「A→B→C」という解法の〝流れ〟を暗記します。テストで類似問題が出た場合、海馬がAを思い出すと、連鎖的にBとCも思い出しますが、この現象がパターン・コンプリーションです(利根川、2001年)。つまり、解法の「最初のステップ」を確実に暗記することが、「青チャート」攻略のカギとなります。
「青チャート」は、部分法ではなく全体法で暗記するのがコツです。「部分法」とは、1つの例題を〝完璧に〟暗記してから次の例題に進む方法。「全体法」は、例題を〝ざっと〟暗記したら次の例題に進む方法です。部分法で青チャートを1周する間に、全体法なら2~3周できます。しかも、勉強が終わった時点で、海馬が記憶している解法の数は、全体法の方が多いことが証明されています(Pechstein、1917年)。
●目 次
第1章 「数学」に関する「脳科学的」研究結果
① 数学の問題は考えずに「暗記」する
② 解法を暗記すると「海馬が増える」
③ 数学の解法を海馬で「短期記憶」する
④ 数学の解法の「長期記憶」も海馬だ
⑤「側頭葉」も数学の解法を長期記憶
⑥「意味記憶」と「エピソード記憶」
⑦ 海馬の「神経幹細胞」と数学の暗記
⑧「脳内ホルモン」の記憶力への影響
⑨「有酸素運動」で記憶力がアップ
⑩「裸足ジョギング」の脳科学的な効果
第2章 「脳科学的」に見ると数学は「暗記」
① 数学を「暗記して」解く人は秀才
②「基礎レベル」の参考書の暗記法
③「標準レベル」の参考書の暗記法
④「応用レベル」の参考書の暗記法
⑤「難問レベル」の参考書の暗記法
⑥ その他の「脳科学的勉強法」(重要)
⑦ その他の「脳科学的勉強法」(やや重要)
⑧ その他の「脳科学的勉強法」(一応)
第3章 「考えて」解くのは「脳科学的」に誤り
① 数学を「考えて」解く人の勘違い
②「小学4年生」レベルの図形問題
③「小学5年生」レベルの文章題
④「小学6年生」レベルの文章題
⑤「開成中学」の過去問を解けるか?
⑥ その他の「数学≠思考力」(重要)
⑦ その他の「数学≠思考力」(やや重要)
⑧ その他の「数学≠思考力」(一応)
※参考文献(脳科学に関する医学論文)

著者プロフィール
四谷大塚進学教室・開成中学・開成高校を経て、東大の文科Ⅱ類(≒経済学部)に入学。その後、10月中旬に東大を仮退学して、受験生に逆戻り。11月上旬の駿台の全国公開模試では、東大の理科Ⅲ類(≒医学部医学科)の合格可能性が0%の判定であった。しかし、「脳科学的に正しい勉強法」を続け、12月下旬の河合塾の東大入試オープンでは、東大の理科Ⅲ類がB判定に(=合格可能性60%)。東大入試の本番では、理科Ⅲ類に余裕で合格(自己採点で合格境界線+35点)。受験勉強を開始後、わずか4ヶ月半であった。
東大の医学部を卒業後は、医師として勤務しながら、勉強法や脳科学に関する著書や雑誌記事を執筆。脳科学的根拠のある勉強法を受験生に勧めている。
≪主な著書≫
「脳を一番効率よく使う勉強法」(KADOKAWA)
「大人のための科学的勉強法」(日本実業出版社)
「仕事に使える脳科学!」(PHP研究所)
「ドクター福井の開成流勉強術」(ワニブックス)
「Dr. 福井の大学入試必勝の法則」(ライオン社)
「一発逆転 マル秘 裏ワザ勉強法」(エール出版社)
「偏差値が20上がる 夏休み計画の立て方」(ごま書房)