「四条河原町ヘテロフォニー1 〝純情編〟」(著・栗山丈)を発売!
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書籍概要
現代の新しい音楽を世に発信させるべく、活動の地を求めて京都にやって来たヴァイオリニストの屋島稜水(やしまりょうすい)。演奏家としてオリジナル性を求めて、伝統音楽と現代音楽のあり方の模索を始める。そこで、演奏団体の設立と企画を進めようと、大学時代の異性の友人、田上由梨の協力を取りつけながら、メンバーを勧誘していく。
種々の機会を経て出会った邦楽奏者、声楽家、作曲家で構成されたユートピアの世界に舞い込むさまざまな現実との遭遇。気の合わないメンバーとの人間関係や自己の気の弱さからくるメンタルに悩みつつも、稜水は結束を呼びかけていく。
迫り来る数々の課題、トラブル、そして音楽関係者による金銭詐取に遭遇しつつも、1年後に市内のホールでの開催に漕ぎつけるが……
記念すべき初の演奏会のゆくえは果たしてどうなるのか? そしていっしょに活動していた由梨から、ふと漏れたひと言。精神疾患に悩みながらも、現代音楽を追求する夢を抱く若き青年の人生のプロローグを描いた青春小説。
著者プロフィール
1963年生まれ。長年、地方自治体に勤務しながら、クラシック音楽の作曲家として無償の活動に踏み出す。その活動では多くの室内楽、管弦楽作品を発表。
2015年からは図書館行政にも深く携わり、7年間公立図書館長の職を歴任する。
2021年より、クラシック音楽をより広く親しんでもらおうと、音楽をテーマにした短編小説をSNSツールである“note”に投稿。
2024年3月、図書館の退職を機に本格的に作家活動を始動する。本書の出版とともに、電子書籍で初期短編集『食生活健康推進談』を同年夏に出版。今後も音楽小説の短編集、中編などの出版を予定している。