マイノリティーとしての村上春樹論

 

梅川康輝(著)

2020年1月24日 発売
ISBNコード 978-4434269646
四六判並製・148ージ

価格:900円(税抜)

 

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今やノーベル賞に最も近い日本人作家であろう村上春樹。その最大のベストセラー「ノルウェイの森」のヒロイン直子のほか、「国境の南、太陽の西」の島本さん、「海辺のカフカ」のナカタさん、「1Q84]のふかえり…。これらの登場人物はすべてマイノリティーの人たちである。おそらく世界的に見ても、これだけマイノリティーを多用する作家は珍しいのではないか。本書は村上作品のマイノリティーに着目し、社会の多様性の必要性や差別の存在を批判した論説。大学教授でも、文芸評論家でもない、一人のフリーライターの視点で見た村上春樹論。フランスの哲学者、サルトルの実存主義にも触れた、全く新しい形の村上春樹論がここに。

著者プロフィール

1973年9月新潟県生まれ。日本大学商学部中退後、日本ジャーナリスト専門学校(現在は閉校)にて、ジャーナリストの猪野健治、コラムニストの故井家上隆幸に師事。都内で新聞、雑誌記者を約10年経験し、地元へUターン。「公評」誌上で、2017年12月号から2018年9月号まで村上春樹論を連載。現在はフリーランスライターとして、地元メディアを中心に新聞、雑誌、webなどで執筆中。東京ライターズバンク会員。