井上理博(著)
2019年6月21日 発売
ISBNコード 978-4909570680
四六判並製・192ージ
価格:1,300円(税込)
格差、貧困、犯罪、災害、医療・福祉、子育て等々、現在の日本は数多くの社会的問題を抱えながら、それでも人々は毎日を一生懸命生きている。だがこの国は、これから永く生きてゆかねばならない子や孫たちが、真に生きるに値する国であり続けられるのか。
刑事、新聞記者、キャリア官僚という幼馴染の3人の主人公が、それぞれの使命を果たすべく努力するが、強大な国家権力の壁に阻まれて人生の転換を余儀なくされる―。
一庶民に何ができる。だが、その庶民が声を上げないとき、国家は暴走する。安倍政権の本質を炙り出すパロディ小説。
著者プロフィール
1946年大阪市生まれ。大阪大学経済学部卒業後、ビール会社に勤務。
定年退職後、執筆活動を本格化する。
2009年「短編集・過去が呼ぶ声」で日本文学館出版大賞受賞。
同年「道標」で文芸思潮「銀華文学賞」優秀賞受賞。
現在Amazonで電子書籍を多数出版している。