「なぜコロナ禍でもマスク自由を推奨したのか ~校長・教員の安心が学校を支える~」の著者である原口氏、堀内氏の講演会を行います。
<講演会開催の趣旨>
2020年初頭の日本は、新型コロナウイルス感染症への対応に迫られ、2020年3月から約3ヶ月にわたって、国からは全国一斉休校の要請がだされました。
やむを得ないことでもありましたが、義務教育課程に就学中の子ども達にとって、掛け替えのない学びの機会が喪失されてしまったことも事実です。
また、その後も「感染予防対策」が日常的化する中、子ども達の「学びの質」を維持、担保することが困難な状況は数年間にわたって続いてきました。
状況がようやく落ち着いてきた今、起きたことを検証し、失われたものを見極めていくことで、子ども達の「より健全な成長」を支援していくことは、学校や教育者のみならず、全ての大人に課せられた重要な課題であると考えます。
そこで、そうした課題の解決に取り組んでいくキッカケのひとつとして、以下の内容での講演会を企画しました。
<講演の内容>
元公立中学校長の原口真一氏からは、全国一斉休校が実施された当時、学校管理責任者として、「感染対策」と「学びの質」という、トレードオフ関係にある二つを交差させる点を、出来るだけ高いところに設定するために多くの情報収集に努めました。そして、それらを、学校経営の工夫、実践につなげていった経験をお聞かせいただきます。
更に、「そもそも教育とは?」との視点に立ち返ることで、子ども達がコロナ禍で失ってしまった学びの質を、どのように取り戻してあげられるか、そのための支援策などもお話いただきます。
なお、氏の実践は、ドキュメンタリー映画「夢みる校長先生(まほろばスタジオ)」や「日経ビジネスのウエブ版」でも取り上げられるなど、現在広く評価されてきています。
臨床薬学の分野で日本屈指の研究者である堀内有加里氏(博士)からは、薬学・医学を土台として、「感染予防に必要な対策とその効果に関する考え方」等を、多面的で多角的な視点からお話いただくことに加え、現場でのご経験などもお話しいただくことで、感染症との冷静な向き合い方についてお聞かせいただきます。
最後に、緊急事態下だからこそ、科学的根拠に則って論理的に思考することの重要性について、お二人から課題を提起していただくことで、私たち大人が、就学年齢にある子ども達に「今だからこそできること」のヒントをいただけるものと期待しています。
<日程など>
原口真一元校長、堀内有加里博士 講演会
子どもたちの未来のために 今、コロナ禍を検証する
「問(とい)こそが 学びの始まり」~知れば安心、取り戻そう 笑顔と免疫力~
日時:2024年10月26日(土) 午後1時~4時30分(開場:午後12時30分)
場所:横浜市開港記念会館 会議室1号室
アクセス:https://www.kaikokinenkaikan.com/access/
定員:110名(事前申込者優先)
参加費:1,000円(学生無料) 当日現金にてお支払いください。
申込用Googleフォーム: https://forms.gle/vLTx3beCPKJv1hPbA
第1部 講師:原口真一 元校長
「わからないから不安になる」~大人の安心が子どもの成長を支える~
第2部 講師:堀内有加里 博士(臨床薬学)
「薬やワクチンを使う前に知ってほしい大切なこと」