まつした じゅんじ(著)
2020年12月24日 発売
ISBNコード 978-4910180373
68ージ
価格:1000円(税抜)
体罰、発達障害などの問題を背景に、子どもと学校の先生との楽しいやりとりが描かれています。
①すぐ拗ねる子
②拗ねたら長い子
③喧嘩っ早い子
④自分勝手な子
⑤素直に謝れない子
⑥仲直りが苦手な子
⑦手遊びが多い子
⑧下品なことを言う子
⑨反抗的な子
⑩友達にちょっかいをたくさんかける子
作者の失敗経験(必要以上にネチネチ怒ってしまった、怒鳴ってしまった)を元に、「怒り」を「笑い」に変えるエピソードやアイデアが、子ども目線で描かれています。
自分が悪いことをしたのに素直に「ごめんなさい」を言えない子が登場します。
「ちゃんと謝りなさい!」と怒鳴ってしまうと、子どもは心を閉ざしてしまいます。
怒鳴る方も、余計にイライラが大きくなっていきます。
でも、「ごめんなさ」まで言ってあげて、最後の「い」だけを言うように促すと、子どもは笑顔で「い」と言います。
次は、「ごめんな」まで言ってあげると、「さい」と続きを言うようになります。
次は、「ごめん」まで言ってあげると、「なさい」と続きを言うようになります。
だんだん、「ごめんなさい」を言えるようになっていきます。
怒ってばかりいた大人、怒られてばかりいた子ども、どちらも笑顔になる本です。
怒ってばかりいた相手を、可愛らしく思える本です。
学校現場だけでなく、保育や育児、人材育成に関わる方にも、是非、手にとっていただきたい絵本です。
著者プロフィール
まつした じゅんじ
1978年愛媛県生まれ
小学校教諭
2児の父
奈良教育大学小学校小教員養成課程美術専攻 卒業
演劇活動を小劇場を中心に10年間行う
アンガーマネジメントの資格(キッズインストラクター・ファシリテーター)を取得
日本教育技術学会会員
JDACダンス教育指導士
【受賞歴】
日本最古の神社 第17回 大神神社 献詠短歌祭 額田王賞
第4回全日本ダンス教育指導者指導技術コンクール 文部科学大臣賞
プレゼンアワード2020 優秀賞
第69回 読売教育賞 優秀賞